秋学期第6回ゼミ

投稿者: | 2018年11月19日

第6回のブログを担当する長谷川です。

長谷川です。という言葉で思い出しましたが、先日佐渡に行った際に長谷川という川を見つけました。

生まれてこのかた21年生きてきて初めて見た光景だったので、唯一無二な存在に感じ、思わず写真を撮ってしまったのですが、後々調べて見たらどうやら全国に50本以上も長谷川という川があるそうです。

なんとも言えない気持ちになりました。

なんの話でしょうか。

 

さて、今回のゼミでは、2班(R)と3班(SPI)が発表、そして5班(R)が前回の発表の補足説明を行いました。

まず、5班(R)が前回の発表の中から、第3章の「2つの変数の関係についての分析」についての補足説明をしてくれました。

ここでは、相関図という概念が重要になってきます。

相関図とは2つの変数の関係を視覚的に表すために作られているものです。

そこに第3の変数が加わることによって、異なった相関結果が得られたり、本来ないはずの相関があるようにみえたり(擬似相関)します。

この仕組みを分割相関と言います。

数学の成績というX条件、英語の成績というY条件の相関を見る際に、性別という新たな条件を加える際などがこれに当たりますね。

私なりの解釈では以上のような内容だったと捉えています。

前回の発表と照らし合わせて、どことどこが対応しているのかという点まで分かるレジュメ・発表となっており聞く側からしてみたら非常にわかりやすい内容でした。

5班の皆さんお疲れ様でした!

 

次に2班(R)が、先ほどの5班の内容の続きにあたる部分(4章~6章)を発表してくれました。

4章では、クロス表というものを用いて2つの変数の関係を見る方法について扱いました。

得られた数値を表にして表すことで視覚的にわかりやすいものに変化させることができます。

このクロス表を扱う際は比率まで記入することが重要となっています。

次に5章では、変数の変換ということで我々に馴染みのある標準得点や偏差値といった概念が登場しました。

日頃から頻繁に耳にするこれらの単語ですが、何のために各変数から変換しなければならないのか、この発表を聞くまでいまいちピンと来ていない人の方が多かったような気がします。

しかし今回の発表を通じて、量的変数は絶対的な意味を持っていないため、相対的な位置を表す、あるいは推定することで理解がしやすくなるという明確な理由を知ることができました。

今後もこれらの概念は避けては通れないものなので、しっかり把握して、標準得点ってなんだっけ?偏差値ってなんだっけ?どうやって求めるんだっけ?という場面に直面した際にしっかりと答えられるようにしたいですね。

最後に第6章では、統計的検討の基準ということで、これまたよく耳にする記述統計、推測統計、無作為抽出、帰無仮説、両側検定などなどと言った言葉が登場してきました。

内容が盛り沢山で、まとめ切れませんが、やはり一番重要となってくるのは帰無仮説と対立仮説の概念ではないかなと思います。

自分が研究等で明らかにしたい対立仮説とは逆の意味を為す帰無仮説を敢えて立て、それを分析し、5%以下の確率でしか得られないことを証明し棄却することで、対立仮説の正当性を確かにするというものです。

今後論文を書くにあたって、何を研究(対立)仮説にするのか、そのためにどんな帰無仮説を立てるのかと言った考え方は非常に重要になってくるため、抑えておく必要がありますね。

以上のような内容でした。

大変長いパートかつ、大変重要なパートだったため、まとめあげるのも非常に難しかったことが想像つきますが、その内容をこれだけのわかりやすいレジュメにまとめあげられるのは天性の才能だと思います。

自分だったら途中で投げ出していたかもしれないです。

素晴らしかったです!

5班の皆さんお疲れ様でした!

 

さて、最後は私達3班(SPI)の発表でした。

今回のSPIは、「順列・組み合わせ・確率」についての発表をしました。

この範囲は、簡単そうに見えて意外と難しいんですよね。

まず、この問題は場合の数について聞かれているのか、はたまた確率について聞かれているのかを見極めるところから始まり、そこから更に、順列について聞かれているのか、組み合わせについて聞かれているのかを判断しなければなりません。

また、どれについて聞かれているのかが分かっても、複雑な計算式を用いたり、PやCといった記号を用いなければいけないため、苦手とする人が多い単元でした。

ですが、説明を聞くまでもなくすらすらとペンを進める人が多く、また、円順列などの応用系の問題も、ポイントを抑え、答えに導いている人が多く、皆さんの潜在能力の高さが垣間見えたような気がしました。

今後もSPIの発表が続くのでぜひその調子で皆さん頑張りましょう。

 

ここまで読んでくださった方はもうお分かりかもしれませんが、この第6回のゼミを通じて私は谷田ゼミのメンバーって凄いなと改めて感じました。

ハイレベルな環境で切磋琢磨しあっているため、磨きがかかってきたのでしょうか。

あと一年とちょっとでどこまで成長できるか楽しみですね!

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