
毎年、この時期は自分が試される。どれだけ真正面からぶつかっていけるか?昨日・おとといの土日も大学のとある教室で朝から晩まで卒論生と一緒に分析したり、コメントしたり、叱咤激励したり、たじばんだり。今はやりのワークライフバランスも知ったこっちゃない。今年は他のことも重なって、例年以上に卒論生に時間が取れなかった。その結果、締め切りを来週に控えているが、卒論生もぎりぎりだし、私自身も相当追い込まれている。例年より、私のゼミの卒論生が籠って作業する日々が2週間ぐらい遅れてしまったかもしれない。
昨日は最後までいたのが4名。土曜日は6名(写真撮り忘れ)
私が高校生になってラグビーを始めた時、大学ラグビーが花形だった。横の早稲田、縦の明治の時代。私は紫紺の明治を支える「前へ」の精神が好きだった。今もなんやかんやらあったら、この言葉に励まされることも多い。多義的な言葉なので、都合よく解釈しているのでしょう。最近も「前へ」を呟くことも多々。
今年は様々なことが実を結び、新しいことへのチャレンジが多かった。その全てに頑張ろうとした分、自分自身の限界や能力の低さを感じることが多く、努力で挽回するしかないと、精神的に追い込まれてしまうような状況だった。特に秋学期に入ってから、前期の消化不良が一気に噴出してしまう形となり、だめだなぁと感じることが続く日々。専門ゼミだって、もっと計画的に学生が一生懸命取り組める環境を作り出さなくてはいけなかった、初年次教育だって、もっと私が計画的に準備しなくては、卒論ゼミだってもっと計画的に。。。行き当たりばったりで、その場しのぎの全力を出してもと何度もそんな自分に嫌気がさすことも。新たなチャレンジがうまくいかず、情けなることばかり。
でも、ぐっちゃぐっちゃになってしまうと、モール(ラグビーでぐっちゃぐっちゃになりながらボールを奪い合う状態)の中で、開き直って「前へ」と思える自分がいる。結果はともかく、不器用に一生懸命全力でぶつかりつづける。そのプロセスをしなくなったら自分の存在意義がなくなるだろうなぁと思える。何はともあれ、前に進もうと。
卒論まであと1週間。追い打ちがかかってしまった。卒論締切2日前にオープンキャンパスもある。その2日前に来校する高校生に対する模擬授業もある。明日は、もっとも尊敬する同級生の外部講師の授業も控えている。当然、いつもの平日のように授業も学科会議も予定されている。
自分に言い聞かせるための投稿かもしれないけど、卒論生が納得する卒論が執筆できるよう、正面からぶつかって一緒にもがいて、前へすすむ。このプロセスこそ自分らしさなんだ。