今年は神戸

3年前の12月23日。1人で京都に向かい、ポルノ超特急というフェスの会場に向かった。初めてのライブで、周囲をキョロキョロしてたなぁ。それから毎年京都に向かい、このフェスに参戦してきた。でも今年は25日に授業があること、26日から家族で函館旅行を計画したこたもあり、今年度の京都行きは早い段階で諦めていた。

なのに私は今、神戸に向かっている。
急遽、bachoのツアーファイナルに行っていいよ、と妻から許可が降りて、速攻で特典航空券で大阪便を調べた。クリスマス前の連休。関空行きのラスト一席を予約できた。神戸のライブハウスには開演一時間前には到着できる。

この許可には事情があって11月のbachoのライブチケットを紛失してしまって落ち込みが半端なかった。蕁麻疹に学会に申請書にとバタバタして誤って要らない資料にチケットが紛れ込んだみたい。それを見かねてのお許し。

10-FEETと同じぐらいbachoの音楽に今年は支えられていて、ライブハウスに行く度に本当に思うのは、この歳にして熱くなれることの大切さ。もう、ええ歳したオッさんなんだし、守りに入ったり、安定を重視したり、諦めたり…

そうじゃダメだって同じ世代のバンドマンが全力で訴えてくる。若々しい言葉が並んだ歌詞の数々が弱々しくなりそうな自分を奮い立たせてくる。でも思う。大学生と向き合う仕事を選んだんだから、ええ歳こいたオッさんだったらもう恥ずかしくて言えない言葉も、さらっと伝えられる自分でいたい。

そう思って、先週の2年生に対する専門演習説明会。数年前は、悪夢を見た。再び悪夢がよぎったけど、言い切った。10-FEETやbachoの音楽で事前に高めながら。同じ釜の飯を食べたと言いあえる関係性をつくるゼミですと。ゼミ生と切磋琢磨して、自分の弱さと向き合って、でも競い合って、でも助け合って。そういうゼミだと。

テンパリながら2年生に語った内容。もしかすると2年前の最悪と称されるスピーチに近かったかもしれない。

でもいつもライブハウスで感じるひたむきさ。真っ直ぐに、私も表現したかった。そういう価値観を理解して巣だってくれたOBOG達にも、変わってないなぁと嘲笑を受けるぐらいでいい。

もうすぐで関空。今日はライブで思い切り出し切ってみせる!