修羅場

谷田です。

卒論まで残りわずかですね。
大学院の時の後輩で,東大助教のS氏とメールのやり取りをしていたら,卒論生12名も抱えていたら,今修羅場ですねと予測されました。

大正解です。
また,うれしい見極めです。
これは育った環境の文化なのかもしれません。
しっかりとした卒論を執筆する。それは書く4年生にとっても試練です。
また,指導するほうも試練なのです。

社会心理学の実験や調査を行うためには,いろんな人と協力し合う必要があります。
私の大学院時代は,教員・院生・卒論生がプロジェクトチームとなって研究を進めていました。
4年生は実験実施に加わり,いろいろ学びながら教員だけでなく,先輩の院生に卒論執筆のイロハを教えてもらうというスタイルでした。

今は教員としてではなく院生の役割も担いながら,4年生の卒論を指導しています。その人数が12名なので,修羅場となるわけです。他に3年生演習の実験も重なったので,大変です。

今のご時世にあうスタイルではないとも思ったりもしますが,今年の4年生も,11月ぐらいからこの修羅場を楽しんでいるようにもみえます。

毎日毎日,大学から締め出される9時半まで残って,卒論を執筆しています。
あと3日ですが,ここからが焦りが加わるので本当の修羅場ですが,楽しんでください。
私も精いっぱい,この修羅場を楽しもうと思います。

これが私が育ってきた環境の文化ですから。
そして,続けていきたい大切なものでもありますから。
いろいろあって弱音を吐いてたら,研究とは無縁の妻からも,それが私らしさだからと応援してくれました。

田谷先生が大正大学に赴任する前,学生の雰囲気はどうですかと彼から質問がありました。
私は,宝石の原石だらけです。磨けば光る原石が多いよ,と答えました。

今も強くそう思っています。そして,田谷先生も赴任後同じ気持ちだと答えています。

恒例の定点観測。
やはり疲れがみえます。焦りがみえます。本当に笑えていませんね。

 
 
残り数日。がんばりましょう。
谷田