続 葛藤

今年度も秋学期のコミュニケーションの心理学の授業では、授業のグループワークやコミュニケーション課題の補佐を担当してくれる学生スタッフと一緒に授業を進めてきた。1年生向けの講義であるため、初年次教育の一環としてどのように大学や学科の人間関係を円滑にしていくかを学び、実践していくことを目指していた。今年も、5名の学生スタッフ(4年生の三村さん、山屋さん、姫野君、3年生の野村さん、2年生の佐藤さん)と共に考え、この授業を作り上げてこれることができたのは、教員として無上の幸福でしかない。冒頭の写真は、授業が終わった最後の日に5人の学生スタッフ全員の写真を撮ったもの。

今年は3名の4年生が卒論との両立の中、ほんと大変だったと思うけど、授業のグループワークや実験を準備するだけでなく、後輩をうまく引っ張って行ってくれたり、私の愚痴を聞いてくれて、私をなだめてくれたり前を向かせてくれたり…そして、オープンキャンパスの学科説明のスタッフであったりと、私が今年度無事にここまでこれたのは、この3人のおかげだと、心の奥から感謝している。3年生の野村さんの前向きさ。昨年のリベンジをと2年連続でこの学生スタッフを担ってくれて、本当に心強かった。2年生の佐藤さんの天真爛漫さ。先輩スタッフに物おじしない性格で学生スタッフの輪を紡いでくれた。ありがとう。

学生に感謝するといったら、ある種の教員のタイプの人たちからは眉をひそめられるということをこの数年で学んだ。教員と学生はしっかり縦の関係として教える存在でいなきゃいけないと。そんなんどーでもいい。そんなんに負けたくない。そんなんに絶対に染まらない。と思いつつ、この投稿を書いてます。そう、お酒を重ねて、ちょい酔いの力かりて…

実験研究ベースの育ちゆえ、たぶんこの歳になっても、院生のころとあまり変わらない。一緒に実験して、一緒に試行錯誤して、一緒に苦しんで、一緒に喜べる。だから、私は何より、今年のこの5人に感謝するし、そして、卒論ゼミでも、さまざまな活動でも一緒に歩んでくれた3名の4年生には心からの感謝しかない。

一番コミュニケーションの心理学の準備と卒論の切羽詰りが重なった12月14日の帰りのエレベーターの写真。みんなマスクで疲れてそうなんだけど目が死んでいないというとても気に入っている写真。学部生という枠組みではなく、本当に大学院生のように夜遅くまでの毎晩格闘して、一緒に研究をしてきた、私にとっては同僚です。

3年の専門ゼミから山屋さんの成長と、秘めた闘争心がゼミを引っ張り、姫野君や三村さんの強い部分を引き出せたと思う。山屋さんがいっぱい苦労してきたのを見てきて思うことは、これからの可能性を秘めていること。学生時代は奏美ちゃんらしく、ちょっとずれて努力してたけど、仕事で努力のピントがあったら本当に化けるかもしれない。山屋さんの気配りでこの学生スタッフも卒論ゼミも助けられました。本当にありがとう。

姫野君のフォロー力にうまく助けられた1年だった。今回学生スタッフとしてはじめて学生の前に出て引っ張るということを体験していたけど、それは本当に大変なことなんだけど、努力してさらっと乗り越える姿が姫らしくクールにかっこよかった。2年生の学生スタッフのフォローなど、本当に授業を進めるうえで心強かった。卒論ゼミでも、脳波実験グループのリーダーとして、測定や分析に関して3年も4年も全員の分をフォローするっていう強い思いがまぶしかったぐらい。いっぱい今年は頼った。本当にありがとう。

最後に三村さん。1年生の時から学生スタッフに関わってくれて、私流のこのやり方の良いも悪いも全部筒抜けてしまって、つらい思いもいっぱいさせてしまった。でも最後までベストを尽くしてくれたことに、最大級の感謝を言わせてください。この授業でも3年間主に副に様々フォローしてきてくれた。今後も学生スタッフの可能性を信じていろいろあがいてやろうと、何度もループしても思うよ。それは4年間踏ん張ってくれた三村さんのおかげ。これからはみんながあなたを追う。卒論の踏ん張り、様々な状況の中での口述のベスト。口述でFinって言ってくれなかったことだけ…だけど、もう少しFinと宣言するのを遅らるよ。本当にありがとう。

いつもこういった投稿のタイトルに悩みますが… こういう熱い思いの時はSuperBeaverとか多いのですが、今はやはりbachoからお借りしました。

誰になんと言われようとも、ありがとうって言い続ける。そこが原点だと思う。

2月3月は本当に頑張ろう。10-FEETとbachoに2回づつライブに。だからね。Finを取り下げます。ありがと、あすみん。