
今は上田駅のRin’s coffeeで一人コーヒーを飲みながら、この3日間のことを思い出したりしている。ちょうどイヤホンからsuper beaverというバンドの「素晴らしい世界」という曲が流れている。明後日に参戦する10-FEETの対バンだったので、予習にと思いCDを購入したが、熱いメッセージ性のある曲ばかりで、今の私にはとてもいい。明後日がとても楽しみだ。
23日から2泊3日で3大学合同の学生合宿。ほんとうに「素晴らしい世界」だったと思う。私には精神的にも身体的にもヘトヘトになる世界だけども、若い原石たちが、負けたくないと必死で頑張って、支えあって、飲んで語って、自分の強みを模索して…この環境は私だけで作り上げたものではないから、うぬぼれていない。長野大の稲木先生や遠藤先生の力、上田女子短期大の市東先生のサポートがあって、そして、これまで参加してくれた3大学の学生たちが文化を作り上げてくれたもの。
そう文化なんだと思う。ちゃんと伝わっている。OBOGがフォローしてくれて、合宿2度目となる4年生の献身的な行動力があって、それが3年生に伝わっている。私が言いたいこと、大切だと伝えたいこと、先輩が示してくれる。そして、それを受け止め3年生がしっかり変わっていく。自信をつけていく。全員でなくてもいい。悔しい思いをすることだって多いし、ネガティブに合宿をとらえる学生もいるかもしれない。でもいい。自分が活躍できるところがある。研究発表が前面に出るけど、準備や片付けといった地道な裏の仕事。そういったところで利他的に行動していくことも立派な分野。声をかけて他大学の人と交流を深めたり、少しづづ前を向き始めたり、そう多様な世界なんだと思う。
初日の夜、ポスター発表会後の宴会では、発表を終えた飲むぞ組と、明日の口頭発表を控え準備に追われる組が交錯するカオスな合宿の夜に。OBOGや4年生が飲み会を盛り上げてくれて交流を深めてくれる。翌日の口頭発表組には昨年までに口頭を経験した先輩たちが、必死に練習する3年生の横に座ってアドバイスしている。つながるもの。受け継がれるもの。
今回、3年と4年と4人のOBOGを加えた28名での合宿。18件のポスター発表、3件の口頭発表。ポスター発表会では4年の貫禄というか、スイッチが入って魅了するプレゼンへ。大いに刺激をうける3年。今年は4年も参加しての合宿なので、卒論中間報告会も挟む。ハードな一日。
2日目は、午前に卒論中間報告会、そして、11時から3大学合同合宿突入。かなみちゃん、まるちゃんの卒論再分析発表で幕を開ける。そして、午後には研究発表セッションとなり、あすみんの口頭発表。みんな苦悩しながら、投げ出したくなる中、本当にベストを尽くしてくれた。その夜はまたよく語ろうセッション。飲んで笑ってという世界。ここでもさすが4年。他大学の交流を積極的に自然と打ち解けていく。私や他の教員がぽつんとなってしまうぐらい、学生間の交流が盛んに。これは今まで一番良かったかもしれない。3年も横の関係が強まった。それが大きい。
最終日、上田女子短期大学の保育セッション。菅平高原でいっぱい走りまわったみたい。そして、お昼前に全員投票して、最優秀発表賞を決めた。
これまで、田島、石井、内藤と3連覇していて、昨年、上田女子短期大学に最優秀発表賞が渡たってしまった。今年は奪還をとアスミンに発破をかけてしまっていましたが…プレッシャーをはねのけ、最終発表賞にアスミンが選ばた。本当におめでとう。これまでの研究を受け継いでくれて、頑張ってきたからだと思う。先輩たちの壁と戦いながら、それは今後も続くことなのかもしれないけど、諦めないのがアスミンの強み。本当におめでとう。まずは、まっさん、サバちゃんコンビに並んだし、これからもこの2人が守ってくれるから、その中でもっともっと高みを目指して頑張ってこ。
毎年恒例にもなってきたけど、上田女子短期大学のOGのしおり先生とくるみ先生のとスリーショット。2年前のゼミ生のLINEのグループ名がいまだにしおり先生らしい。2学年にわたって大正大の学生と交流を深めてくれていて、これまた嬉しいこと。私の頭が爆発して、落ち武者寸前ですが。。。
今年は、ポスター、口頭発表に加え、4年卒論中間報告を入れたので、本当に疲弊した。気も倍つかうことになるので、2日目が終わって、おかしくなった。ただ、遠藤先生が合宿を支えてくれていて、甘えてばかりだった。本当に感謝という言葉しか出てこない。友としてライバルとしてこれからも遠藤先生や、稲木先生、市東先生と切磋琢磨していこう。そして、3年4年全員と向き合いつづけるのは時間的にむつかしくもなってきている。だからうまくいかなくなっていることもあるし、私がちゃんと伝えきれないことで不満を抱いている学生もきっと多いだろう。ただ、失敗してもうまくいかなくても、疲れ切っていても、一緒に考えていけたらいい。私一人が抱え込むんじゃなく、一緒に解決していけばいい。今、ボロボロの心身だけど、こんな「すばらしい世界」に身を置けているんだから、私がベストを尽くす。うまくいってもいかなくても、それはそれ。諦めず、信念もって、もがく、あがく。それしかないんだから。