走れメロス 50秒を切る

今日は心理学研究法Bの14回目に、ブラインドダッチのWebソフト(なるほどタイピング)で、走れメロスを50秒を切ることを条件としている。新カリキュラムになって5年目。今年も変わらずに同じ課題を出す。今の学生、想像以上にPCに慣れ親しんでいなく、レポートや論文を書くにも指一本でゆっくりタイプする学生も多かった。PCルームでしっかりと鍛えることができるのがこの授業のみだから、もう使命だと思って、たとえ学生に文句言われようが、影でぼろくそ言われようが、毎年、走れメロス。ブラインドタッチができるように、鬼にならなくてはいけない。

授業の最初の10分を必ず使う。継続的にチェックポイントの立て方がむつかしい。ゆるくした昨年なんかはひどかった。最終的に80切ればOKなんてことになってしまうぐらい。だから、今年は厳しく、しっかり計画を立てて行った。

家で切ったのも含め、3時間目も4時間目のクラス(2クラス開講)も50秒切った学生が8割を超えていた。この学生無理かも。。。と思っていた学生もきっちり維持を見せてくれて、笑顔で48秒です!と。

後半のクラスで、家で切ったからと油断の雰囲気があったので、イライラして私が怒り出そうとしたら、雷がなり、ヒョウが舞う事態に。窓にどんどんヒョウのあたるおと。響く雷鳴。今日の集中豪雨すごかった。怒りだしたタイミングがドンピシャだった。ごめんなさいね。すぐにやさしくなったでしょう。時間は3時半ぐらい。これがもう少し遅くて、保育園帰りの子どもと一緒だったらどうしようと思うぐらいのヒョウだった。

家で切ったんだから、もっと褒めてよかったんだけどね。ここでも50切ってやるという意地みたいなのがほしかったんだ。贅沢だけどね。

走れメロス。卒業論文書いてる時、就職してPC使っている時、やっててよかったーーって思うでしょう。

そんな声たまには聴きたいよ^^;

何でこんなことさせるんだという不満ばかり聞こえるから。ただ、今日がんばった学生のやり切りました、という顔を見て、ちょいしあわせでした。