
昨日15日に、大学の卒業式が行われ、夜は謝恩会を開いてくれました。4年生の晴れ姿。本当におめでとうという気持です。冒頭の写真は、謝恩会最後に取ったゼミ生との写真。受付や写真撮影などでお手伝いに来てくれた3年生のゼミ生も一緒に。私のゼミらしいかなぁ。
でも私自身は卒業式の日に大学に向かうのは相当勇気がいるんです。当日は卒業式での4年生の笑顔にこちらも幸せになります。おめでとうという気持ちで満たされています。だけど、向かうまでは4年間振り返ってしまい、自分自身のダメだった部分や不甲斐なさに押しつぶされそうにもなってしまいます。だから毎年、前日の3月14日は調子が悪い。もともと、自身の卒業式にも出席できていなかったから特に難しく考えてしまうのでしょう。でも式はお祝いの席。始まったらそのネガティブな部分は消え去っていてほしい。
なので今年は3月14日をお休みして、2時間筋トレして、その後1時間泳いで、長時間サウナにはいり、体をとことん追い込みました。そして、夜に大雨の中、池袋東口に最近できたRINGOのアップルパイの行列に並び、それで妻の許しを得て(最近は家で禁酒)、半升の純米吟醸を西武池袋で試飲して選んで購入しました。そして、明け方まで一人飲んでという向き合い方。私らしい方法なのかもです。
で、当日、緊張と少しの二日酔いを抱えながら大学に向かい、研究室に行こうとすると、エレベータ前のところで、晴れ姿の卒業生が談笑していたのですが、私自身気づいていませんでした。緊張と吐き気を隠さないままの表情で歩いているところを急に声をかけらられたので、しまったと反省しています。急ぎ、笑顔になって、おめでとうと伝えたけど、時すでに遅し…険しい顔でしたよと突っ込まれました。ごめんなさいね。それも1年生のころから頑張ってきてくれた学生たちだった。。。本当にごめん。卒業式までにと思っていたけど、来年からは大学に入るまでに”整えます”。
でも、そこから、4年生の笑顔見て、その日は本当に良かったなぁ、おめでとうというポジティブな気持ちが高まり続けていきます。その最後の絶頂の写真が冒頭の写真なのでしょう。高低差で耳がキーンとなるような感情の起伏がある一日ですが、この日の学生の笑顔が教員の元気の源のような気がします。大学教員に限らず、保育園、幼稚園に始まり、小中高の先生たちも。
大学で学生と向き合うというのも難しいなぁと思います。ただ、私は特にゼミには恵まれました。本当に幸せ者だとおもいます。そして、心の底から、自信をもって送り出せる卒業生となりました。卒業おめでとう。そして、ありがとう。